「いま、やるべきこと」Vol.3


INDEX
  ■県内各リハ施設リポート
  ■避難所巡回報告(岩沼地区)
  ■安否確認状況(3/26現在)
  ■ボランティア募集(要項追加)


■県内各リハ施設リポート
 
 <公立志津川病院〜南三陸町(3/26現在)>
  リハ室の状況:施設ほぼ全壊(5階一部のみ部屋あり)
         代表電話使用不能、メール環境未復旧
         避難所へ病院機能移転
         リハは避難所での継続加療と生活援助全般を担当
         地区内家屋居住者への巡回診療に同乗またはドライバーも担当
  スタッフ状況:6名、全員無事確認。車全損、住居なし
         公務員のため避難所を離れられない
          
■避難所巡回報告(岩沼地区)
 
 3月26日に岩沼地区の避難所を、5名の理学療法士で各避難所の情報収集を実施してきました。 今回は、2チームに分かれて5ヶ所巡回しました。
 巡回した避難所では電気、水道が復旧していました。支援物資も届いており、3度の食事も十分とはいえないですが、摂れている様子でした。入浴は、大型バスで近くの温泉に行くサービスがあり、巡回した日も午後から温泉にいく避難所がありました。灯油も届いているようで、体育館では4〜5台のストーブが稼動していました。
 避難所では各地区・集落毎にまとまって場所が分けられており、お互いに助け合いながら生活していました。しかし、プライバシー保護のための仕切り等は十分ではありません。
 日中、若い方々は自宅の片付けに行くため、避難所にいる多くの方は高齢や子どもでした。高齢者の方々にお話を聞くと、自主的に散歩や体操をしている方もいますが、避難所に入ってトイレ以外動かない方、腰や膝の痛みを訴える方、立ち上がり動作が大変な方がおり、いわゆる生活不活発病につながってきていると思われる方々がいました。また、津波で杖が流されてしまった方もおり、福祉用具の支援も必要と考えられました。
 今回は初めての巡回で、今回得られた情報は表面的なものと考えられます。本当に必要とされるニーズを得るためには、継続したフォローが必要と考えています。
今後も被災地の情報を集め、理学療法士として何を早急に実践すべきかを熟慮し行動してまいります。(報告者:黒木薫)
 
■安否確認状況(3/26現在)
 
 安否確認をいただいた施設数を報告します。
現段階で、会員が亡くなった・大きな怪我をした等の情報は入っておりません。
 
  地区名 中央   施設数 50   連絡済 20   連絡未 30
        東         35         25          10
        泉         25         17           8
        南         46         13          33
        仙北        39         32           7
        三陸        32         22          10
 
■ボランティア募集(要項追加)
 
 3月11日の東日本大震災より約2週間が経過しました。現在、県士会では震災被害が大きかった地域を中心に先遣隊を派遣しております。また、宮城県庁健康推進課や他団体と情報共有をしながら、派遣先・活動内容を検討中です。
そこで、重ねてのお願いになりますが、ボランティア登録にご協力をお願い致します。長期的な活動が可能な方、1日だけでも参加可能な方など活動期間は問いませんので、まずはご登録お願い致します。
また、登録時の記載項目を下記の様に追加しています。これから、ご登録の方は下記を確認の上、申し込みをお願い致します。

連絡先:宮城県理学療法士会 災害支援ボランティア受付 
担当:高橋 利幸
Mail:shien.mpta※gmail.com(※を@へ変更してください)   
 1.氏名
 2.所属施設
 3.電話番号(所属先電話と携帯電話)
 4.Mailアドレス(PC、携帯 可能であれば両方)
 5.経験年数(ボランティア参加の有無、参加場所)
 6.分かる範囲でのボランティア参加可能日
※5,6が追加項目です。?に関しては、派遣日を災害対策委員会で調整いたします。
 

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(※を@に変更してください)