吸引研修会

内部障害系研究会より研修会のお知らせ
テーマ:「吸引研修会」
内 容:理学療法士の「吸引」に関する知識・技術を修得する目的での研修会です
    吸引に関する講義および演習用人形を用いた実技を行ないます
講 師:東北大学病院 重症集中ケア認定看護師:堀川長子氏、須東光江氏
    、上溝耕平氏
日 時:平成22年9月26日(日)10時〜17時(午前130分講義、午後240分演習予定)
会 場:東北大学病院仙台市青葉区星陵町1−1) 東17階 理学療法
参加費:5,000円
定 員:50名(定員に達し次第締切りとさせていただきます。)
対 象:宮城県理学療法士会 会員
※なるべく多くの職場から参加していただきたく、
      1つの職場ごとの参加者上限を5名までとさせていただきます。
申 込:E-mail(携帯メール不可)にて、件名に「研修会申込」と明記し、所属施設
    ・氏名・経験年数を記載して下記までお申込ください。(お問い合わせも同
    アドレス宛です)
 専門領域研究部 内部障害系研究会 吸引研修会プロジェクトチーム
 E-mail : suction-mpta*excite.co.jp
     (迷惑メール対策のため*を@に変えてお申込下さい)
 ※申込後、数日以内には参加の可否について返信致します。参加可の返信がない場合はまだ受付が完了しておりません。返信がない場合は、お手数ですがメールアドレスをご確認の上再度ご連絡下さい。
新人教育プログラム認定単位:理学療法トピックス1または2または3

理学療法士による「吸引」に関する注意点について】
 平成22年5月24日付で日本理学療法士協会から、“理学療法士による「吸引」に関する協会の基本姿勢について”が通知されました。
(URLはこちら→http://wwwsoc.nii.ac.jp/jpta/pdf/kyuin-20100525.pdf
 法的には理学療法士による吸引を病院・施設内で行なう事が認められました。しかし、気管内吸引に併せて起こりうる事として、迷走神経反射による心拍出量の低下・心停止、低酸素血症、不整脈、吸引チューブによる気道損傷、頭蓋内圧の亢進、清潔操作が不完全なことによる気道感染など多くの危険があり、充分な知識を得た上で慎重に行なう必要があります。まず、理学療法士の方々には研修会への参加や院内・施設内での研修などを通じて充分な知識を得ていただくようお願い致します。その上で、各職場で吸引を行なうにあたっては協会からの通知にありますように、医師・看護師等々との業務上での役割を確認し、緊急時等の対応についても組織の中で明確にしたうえで個別の対応をとって下さい。実際に吸引を行なう際には、前処置として体位排痰法・呼吸介助法・その他の排痰法などを施行しできるだけ末梢気道にある痰を咽頭部付近に集め、吸引チューブを深く挿入しないようにすることが望ましいです。
 今回企画した本研修会は実践的な内容を予定しておりますが、参加することによって即、臨床の現場で吸引を行なえるという事を保証するものではありません。吸引に関する知識を得るひとつの場としてご活用願いたいと思います。今後も継続して同様の研修会を計画中です。また、本研修会は「吸引とはどういう事を目的にどのように行なうのか」といったような基礎的な部分は省略しております。そういった基礎的な事を学ぶための研修会も今後の計画としております。