岩手セラピー研究会 特別セミナー第三弾


第三弾も充実の二部構成になります
今回のテーマは「視点を変えた身体コンディショニング」

日頃の臨床場面で試行を凝らして治療を行っているがなかなか思い通りの結果がでないという経験はどのセラピストにもある事だと思います。治療に行き詰った時、アプローチ方法にバリエーションがないと視野が狭くなり、なかなか問題点を抽出する事ができません。こんな時、少し視点を変える事で身体の反応が変わり、治療の糸口となる場合があります。そんなきっかけ作りのアイディアを今回のセミナーではお伝えいたします。
テーマは「視点を変えた身体コンディショニング」
治療のバリエーションを増やし、多くの視点から身体を診るための知識を得たい方は是非ご参加下さい。


第一部 「眼のコンディションへアプローチする」9:30〜12:30 講師 理学療法士 吉田 一樹
人体に備わる五感のうち、優先的に使われているのが視覚です。脳がインプットしている情報は80%〜90%と言われ、また大脳の視覚に関係する大脳皮質の総面積は全体の55%とも言われています。このように人間の活動において重要である視覚ですが、患者の視覚に対するアプローチはどれだけ行われているでしょうか?
よく聞かれるのが視力トレーニングやビジョントレーニングと言われるものです。しかし、このトレーニングの前にやるべき事があります。
目のコンディションを整えることです。
その方法は目を温めたり・眼球運動による外眼筋をストレッチするに留まり、眼に対しての積極的なアプローチはほとんどありません。眼のコンディションを整えてから、各種トレーニングを行う方が効率がよいと思いませんか?脳卒中による視覚の左右差、老化に伴う視力の低下、スポーツにおける情報処理の重要性など、目からの恩恵は大きいものがあります。確かに目を直接触れることはできませんし、外眼筋も同様です。
しかし眼に影響を及ぼす筋や経絡、内臓へのアプローチなど、できることはあります。

このセミナーでは、眼に関係する筋や骨をアプローチすることで目の機能を向上させる方法が得られます。具体的には視野が広がる・視力が良くなる・情報処理が早くなる・眼と体の協調性が改善するといった結果が得られます。
歩行や立位といったバランスの処理にも視覚情報を利用しています。眼についての数少ないセミナーです。ご参加を心よりお待ちしております。

第二部「ボディワークを応用した身体感覚コンディショニング」13:30〜16:30 ヨガ・ピラティス・マスターストレッチインストラクター 講師 作業療法士 今村 泰丈
ボディーワークとは「身体」と「施術」を融合した言葉で、体性感覚をつかって自己観察を行うプロセスを含む身体への働きかけを行うテクニックの事を指します。ボディワークは全身のバランスを整える、己の身体への認識を高める、効果的な身体の使い方を学ぶといったゴール設定があります。
身体を動かす事で感覚器を刺激し、心身の統合を図るボディワークは、身体システムの破綻を来した脳卒中後遺症、
整形疾患、激しい運動の困難な高齢者など、対象は多岐に渡ります。
今回はその身体感覚の中でも心身の調和に特に重要とされる「グラウンディング」「センタリング」の感覚について自身が提供している手法を実技、体感セッションをメインに行いたいと思います。
この身体感覚は、対象者が心身のバランスを調整するのはもちろんの事、セラピスト自身の身体感覚を養うためにも欠かす事のできないものです。「体性感覚に働きかけるテクニック」と「治療の精度を高める身体」の2つを手に入れる絶好の機会ですので、臨床に悩んでいるセラピストの方は是非ご参加下さい。


会場:いわて県民情報交流センター「アイーナ」5階会議室501A  (盛岡駅より徒歩3分)
http://www.aiina.jp/access/access.html 
定員:先着40名
第1部 9:30〜12:30
第2部 13:30〜16:30
 研修費:一日通し6,000円 1演題のみ 4,000円
 申込み方法: iwate.therapy@gmail.com
 上記メールアドレスに
 1 職場・職種・氏名
 2 経験年数
 3 希望の参加セミナー名
4 午前参加、午後参加、全日参加
 5 緊急連絡用電話番号(当日連絡の取れる携帯)
 の5点を記載の上送信下さい。改めてこちらから振込み等連絡差し上げます。


なお、宮城県理学療法士会は本研修会内容に関する問い合わせやその他の内容に関する返答はできかねますので、ご了承ください